Q&A保証人110番〔全訂2版〕─正しい知識があなたを守る─
保証人の立場で、分かりやすい保証問題の解説書を作りたい、との思いが詰まった本書初版が平成八年四月に、商工ローン問題や民事再生法等の制定を踏まえた全訂増補版が平成一四年に出版され、それから七年が経過しました。この間、保証をめぐる法環境は大きく変わりました。
民法は口語体になり「貸金等根保証契約」という条項が追加されました。個人の経済生活の再生を目指す個人再生手続も運用が定着し、金融機関との交渉も円滑化しました。平成一七年三月に施行された新破産法も個人の生活再建の手段として使いやすくなりました。訪問販売法は特定商取引法へと進化し、消費者契約法の適用事例は増加し続けています。利息制限法も改正され、それを後押ししてきた過払金返還請求をめぐる判例理論は深化し続けています。割賦販売法の大幅改正もなされ施行を待つだけです。以上の法的な環境の変化は、保証をめぐる法律関係にも大きく影響しています。私たちは、以上の状況変化を的確に取り込み、新時代にも対応できる内容にするため本書を改訂することに決めました。米国のサブプライムローン破綻による世界的不況の中、誠に時宜を得たものと考えております。
執筆に当っては、次の二つを意識しました。
(一)初版から長期間経過しているため、執筆者の多くを入れ替え、清新な新潟県弁護士会の若手弁護士と致しました。
(二)従前の内容を全て再検討し、可能な限り、最新の法改正と判例を取り込むことにしました。一部、従前の内容をリメイクしたものもありますが、執筆者の会員が充分に内容を吟味した上で残すことを決めたものです。
中身を見ますと、分かりやすさは維持しつつも、相当高度な内容となっています。
保証で悩んでおられる方々の心強い味方として利用して戴けるだけでなく、法律実務関係者にとっても情報確認のツールとして大変便利なものであると思います。
数多くの方々に御利用戴けると幸いです。






